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09月29日-05号

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  1. 日進市議会 2020-09-29
    09月29日-05号


    取得元: 日進市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    令和 2年  9月 定例会(第3回)        令和2年第3回日進市議会定例会本会議[9月29日(火)]1.開議        午前9時30分 議長宣告1.会議に出席した議員         1番 山田久美        2番 舟橋よしえ         3番 白井えり子       4番 大川 博         5番 武田治敏        6番 水野たかはる         7番 ごとうみき       8番 坂林たくみ         9番 山根みちよ       10番 道家富好         11番 青山耕三        12番 小野田利信         13番 渡邊明子        14番 川嶋恵美         16番 大橋ゆうすけ      17番 宮田康之         18番 福安淳也        19番 萩野 勝         20番 永野雅則1.会議に欠席した議員         15番 古川ひさお1.地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市長          近藤裕貴   副市長         青山雅道  教育長         久保田 力  総合政策部長      石川達也  総合政策部調整監    和田 徹   総務部長        宇佐美 博  生活安全部長      萩野一志   健康福祉部長      牧野かおる  健康福祉部担当部長   川本賀津三  こども未来部長     石川雅之  都市整備部長      伊東敏樹   産業政策部長      水野隆史  産業政策部参事     岩瀬誓吾   学習教育部長      市川秋広  会計管理者       西尾 茂   監査委員事務局長    出原真路1.会議に職務のために出席した者の職氏名  議会事務局長      近藤香織   議事課長        山田 進1.会議に付した事件  議案第63号 令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定について  議案第64号 令和元年度日進市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第65号 令和元年度日進市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第66号 令和元年度日進市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第67号 令和元年度日進市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第68号 令和元年度日進市農業集落排水処理施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第69号 令和元年度日進市三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第70号 令和元年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第71号 令和元年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について  議案第72号 日進市附属機関の設置に関する条例の一部改正について  議案第73号 日進市ひとり親家庭等医療費支給条例等の一部改正について  議案第74号 令和2年度日進市一般会計補正予算(第5号)について  議案第75号 令和2年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について  議案第76号 令和2年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について  議案第77号 令和2年度日進市介護保険特別会計補正予算(第1号)について  議案第78号 令和2年度日進市三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第79号 令和2年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第80号 令和2年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について  議案第81号 令和2年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について  議案第82号 尾三衛生組合規約の変更について  議案第86号 令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)について  意見書案第1号 定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書  意見書案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書  意見書案第3号 地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書  意見書案第4号 防災・減災・国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書1.議事日程  日程第1 諸般の報告       1 議長  日程第2 議案第63号から議案第82号までについて       (委員長報告・報告に対する質疑・討論・採決)  日程第3 議案第86号について       (上程・説明・委員会付託委員長報告・報告に対する質疑・討論・採決)  日程第4 意見書案第1号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)  日程第5 意見書案第2号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)  日程第6 意見書案第3号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)  日程第7 意見書案第4号について       (上程・説明・質疑・討論・採決)1.閉議        午後2時15分 議長宣告1.閉会式       午後2時16分 議長挨拶                   市長挨拶     午前9時30分 開議 ○議長(道家富好) おはようございます。 開議に先立ち報告します。 本日の出席説明員は、お手元に配付したとおりです。 ただいまの出席議員数は19人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりです。 これより本日の日程に入ります。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第1、諸般の報告を議題とします。 議長から報告します。 専決処分事項の報告について、市長から書面にて報告がありましたので、お手元に配付してあります報告第4号をもって説明に代えることといたします。 次に、陳情の審査の結果について、お手元に配付の陳情審査報告書のとおり、陳情第1号、定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める陳情書は、採択と決したとの報告がありました。 次に、監査委員から令和2年8月分例月出納検査結果と学習教育部学校給食センターの定期監査結果の報告が本職にありましたので報告します。 なお、詳細資料は議会事務局に備えてありますので、閲覧願います。 以上で報告を終わります。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第2、議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議案第82号、尾三衛生組合規約の変更についてまでを一括議題とします。 この際、各常任委員長より審査結果の報告を求めます。 最初に、総務文教委員会 小野田委員長。     〔総務文教委員会 小野田利信委員長登壇〕 ◆総務文教委員会小野田利信委員長) 議長の御指名がございましたので、9月9日に開催しました総務文教委員会の主な審査の模様と結果について報告いたします。 議案第72号、日進市附属機関の設置に関する条例の一部改正についてを議題とし、説明を省略し、質疑に入りました。委員より行政区の代表者から区長会の代表者へ改正される理由はとの質疑に、条例中の他の委員会で使われている区長会の代表者に統一したものとの答弁がありました。 また、日進市立小中学校適正規模検討委員会の委員に区長4名というのはどのような選出かとの質疑に、中学校区ごとに区長を選出いただいているとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めたところ、賛成の立場から地域公共交通会議の担任事務の変更は法改正のためとのことである、その法改正の内容には自家用有償旅客運送の拡大があり、安全上の懸念があるため、こうした方向に進まないよう会議の運用を求めるとの討論がありました。 討論の後、採決したところ、議案第72号については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で総務文教委員会の報告を終わります。 ○議長(道家富好) 以上で報告を終わります。 ただいまの総務文教委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、総務文教委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、福祉厚生委員会 大橋委員長。     〔福祉厚生委員会 大橋ゆうすけ委員長登壇〕 ◆福祉厚生委員会(大橋ゆうすけ委員長) 議長の御指名がございましたので、9月10日に開催しました福祉厚生委員会の審査の模様と結果について報告をいたします。 議案第73号、日進市ひとり親家庭等医療費支給条例等の一部改正についてを議題とし、説明の後、質疑に入りました。 精神障害者医療費支給条例の改正について、利用者の利便性が図られると思うが、役所側の仕事はどう変わっていくのか。近隣ではどのような状況になっているのかとの質疑に、これまで入院先の窓口で自己負担分を受給者には支払っていただいており、市役所の窓口にて受給者証と保険証、領収書を持参の上申請をいただいていた。市はその申請のあった診療月のレセプトの点数を保険者に確認した後、自己負担分の振込を行っていたが、今後はこの一連の作業が削減され、毎月国民健康保険団体連合会から医療費の請求が行われるようになるため、その支払いを行うこととなる。また、近隣の現物給付と現金給付を行っている割合はほぼ同じだが、県全体では現物給付の方が多いとの答弁がありました。 高額医療補助等は現在現物支給になっており、この制度が現物給付になるのが遅い気がするが、どういう理由だったのかとの質疑に、もっと早く現物給付に変更するべきだったが、機会をこれまで逸しており、子ども医療拡大に併せて今回行ったとの答弁がありました。 質疑の後、討論を求めたところ、賛成の立場から、この改正により精神障害の方の入院医療費が現物給付となることで、当事者の皆さん、御家族の方にとって非常に歓迎されるものと思う。近隣ではまだまだ現金給付のところもある中で、日進市がこうして今回改正をするということは非常にいいことだと思い、賛成する等の討論がありました。 討論の後、採決をしたところ、議案第73号、日進市ひとり親家庭等医療費支給条例等の一部改正については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で福祉厚生委員会の審査報告を終わります。 ○議長(道家富好) 以上で報告を終わります。 ただいまの福祉厚生委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、福祉厚生委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、市民建設委員会 ごとう委員長。     〔市民建設委員会 ごとうみき委員長登壇〕 ◆市民建設委員会(ごとうみき委員長) 議長の御指名がございましたので、9月11日に開催いたしました市民建設委員会の審査の模様と結果について報告いたします。 議案第82号、尾三衛生組合規約の変更についてを議題とし、説明の後、質疑、意見を求めたところ、今回の改正点で組合議会の議員の任期を2年とされた経緯はとの質疑に、平成27年度から3市町の議会で申合せにより各市町2年ということになったので、現状に合わせて見直しをするものとの答弁がありました。 また、ごみの減量は各市町が計画を作って各自でやっているのでプラスチックのごみの分別がなく、燃えるか燃えないかだけで搬入されているところも、これを機会に尾三衛生組合の中で話し合うようなことはあるのかとの質疑に、全国の自治体ではプラスチックの分別を行っている市町としていない市町があり、報道や環境課課長会議の場では国が一括してリサイクル化を進める方針で検討していると聞くので、今回の見直しを基にいろいろな資源のリサイクル化に3市町が競い合いながら行く方向で調整を進めていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、討論を求めたところ、賛成の立場から、日進市は先進的にリサイクル活動等も進めてきた。尾三衛生組合の負担金割合については課題だったので、今回のように努力するところが報われるような形になっていく改正は大変喜ばしいものと思い賛成するとの発言がありました。 討論の後、採決したところ、議案第82号、尾三衛生組合規約の変更については全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で市民建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(道家富好) 以上で報告を終わります。 ただいまの市民建設委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、市民建設委員長の報告に対する質疑を終結します。 次に、予算決算委員会 青山委員長。     〔予算決算委員会 青山耕三委員長登壇〕 ◆予算決算委員会青山耕三委員長) 議長の御指名がありましたので、予算決算委員会の審査結果を御報告いたします。 当委員会に付託されました議案を審査するため、9月4日と9月25日に予算決算委員会を開催しました。 第1日目の9月4日の委員会では、当委員会の付託議案を所管部分の各分科会への分担付託を行い、第2日目の9月25日の委員会では、各分科会長から審査報告を受けた後、討論、採決を行いました。その結果について御報告申し上げます。 最初に、議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定については、3名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第64号、令和元年度日進市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、2名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第65号、令和元年度日進市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第66号、令和元年度日進市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第67号、令和元年度日進市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第68号、令和元年度日進市農業集落排水処理施設事業特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第69号、令和元年度日進市三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第70号、令和元年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第71号、令和元年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、1名の方から反対討論があり、採決の結果は賛成多数であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第74号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第5号)については、3名の方から賛成討論があり、採決の結果は全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第75号、令和2年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、1名の方から賛成討論があり、採決の結果は全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第76号、令和2年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)については、討論もなく、採決の結果は全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第77号、令和2年度日進市介護保険特別会計補正予算(第1号)については、1名の方から賛成討論があり、採決の結果は全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第78号、令和2年度日進市三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第79号、令和2年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第80号、令和2年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第81号、令和2年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)についての各議案は、討論もなく、採決の結果、全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(道家富好) 以上で報告を終わります。 ただいまの予算決算委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、予算決算委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、白井えり子議員。 ◆3番(白井えり子) 議案第63号につきまして、反対の立場から討論します。 決算が次年度予算につながる重要なポイントであることは誰もが御認識のことと思います。令和元年度一般会計決算は、平成から令和へと年度途中で元号も変わり、市長も近藤市政初の決算です。そして、年度終盤には全世界を震撼させている新型コロナウイルスの感染対応で事業中止など、想定外の状況に陥ったことも特記しておかなければなりません。 そんな中、評価できる点、気になる点を申し上げます。 自治実績報告書の表記につきましては、議会の指摘の数値のグラフ化が取り入れられ、見やすくなった点は大変評価できますが、説明を省略しすぎて分かりにくいところも同時に発生しています。次年度はさらに検討をお願いいたします。 次に、財政全般の健全化判断比率及び資金不足比率については、いずれも適正と判断されており、財政力指数も0.054ポイント上がり1.080となっています。また、市債も6.4%減、前年度より市民1人当たり1万3,944円減額になっている点は評価できます。臨時財政対策債は17億円、いまだ残高があります。早期返済を望みます。 次に、地方消費税引上げの14億円交付金のうち、社会保障充当額5億7,647万1,000円が適切に使われたか、決算書では大変分かりにくく、常にチェックを怠らないようにしてください。 事業においては、産後ケア事業について、制度を設けたのは評価できますが、大変利用しづらいシステムになっており、平成30年度は1件も利用がなく、元年度決算では3件の実績がありましたが、執行率は10%以下です。市内民間事業所との連携、チケット制の検討をしてください。 次に、所管の市民建設委員会関係について意見を申し上げます。 スマートインターチェンジ整備事業につきましては、予算として6,248万9,000円が一般財源で予算化されていました。決算では5,506万6,000円となっています。令和元年8月には連結許可申請がされ、9月にその許可が来ています。しかしながら、何度も申しますが、事業ありきで進めてきており、この事業により直接影響を受ける地権者、周辺住民には情報や説明がほとんどされていませんでした。いわゆるポンチ絵のようなものしか示されず、自分の家がどうなるのかも分からない状態できています。事業をされている方も情報や説明不足で自分のところがどうなるのか全くイメージすらできないと苦しんでおられました。連結許可申請を出す前に関係する皆さんにもっと丁寧な説明をするべきでした。 また、許可申請書につけた連結に必要な工事に要する費用の概算額も、議会の決算審査の資料請求にすら何億円かかるか黒塗りの状態で出てきました。機構、会社の金額はともかく、この時点では日進市負担額は明らかにすべきでしょう。議会の審査に答えられる資料を出すべきです。 次に、許可が出たとはいえ、国の連結許可の条件には6つの条件がついています。その中でも特に工事開始時期までに連結のために必要な工事を施工する土地の全ての所有者を含む地域住民の理解を十分に得ることとしてあります。これまでのような市の進め方は疑問です。影響を受けられる地権者、周辺住民の皆様と丁寧に協議をしてください。 次に、道の駅についてです。開駅が2年延び令和5年になる中で、一般財源3,022万1,000円の予算に対し、用地取得のそれぞれの委託事業につけて2,897万5,000円の決算額となりました。しかしながら、本郷区地権者さんにも同意をいただいているという説明の中で、現実はいまだ賛成反対がほぼ真っ二つという地元状況です。地区の同意をいただいたという判断の根拠が大変疑問です。 また、建設後、西からの通り抜けの車両がさらに増え、通学路など、大変危険になるという指摘に対応策をどうされたのか、地域の問題解決の取組が見えませんでした。 次に、くるりんばすにつきましては、令和3年に一部見直しとされていますが、バスの買換えなどのほか、今後についての市の対応が見えませんでした。アンケート分析もいつまでかかるのでしょうか。地域福祉との連携、協議も見えません。 このほか、男女協働推進事業では、審議会など女性の比率35%を掲げていますが、対象審議会など61のうち25しか達成されていません。一層の努力を至急していただきたいと思います。 次に、市民自治活動推進事業では、市民参加のパブリックコメントの実績が少なくなって、これはいつ行われるのか、各課ばらばらに示されるので大変分かりにくくなっています。年度初めに年間の予定を市民に一覧として示すことを提案します。 次に、市のホームページ掲載の審議会などの周知については、昨年も指摘しましたが今回も開催時期が各課ばらばらです。全庁で統一され、市民にきちんとした情報はスピード感を持って掲載すべきです。これは、市民参加及び市民自治活動条例施行規則第8条に2週間前までに公表しなければならないと明記されています。このことを意識して、次にこんなようなことがないように至急対応していただきたいと思います。 以上申し上げて反対討論とします。 ○議長(道家富好) 次に、萩野勝議員。 ◆19番(萩野勝) 議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から発言させていただきます。 本市の歳入の要である市税は、前年度と比べ5.0%の増加となっておりますが、歳出において、最も構成比の高い民生費が前年比14.9%と大きく増加する中、将来に向けた自主財源の確保という意味では依然として厳しい状況であることには変わりありません。令和元年度においては、スマートインターチェンジ及び関連道路に関する事業が行われておりますが、東名高速道路へのアクセス性向上による産業振興、物流効率化や一般道の渋滞緩和、観光施設及び防災拠点へのアクセス向上など多くの効果が期待できるとともに、スマートインターチェンジ周辺の土地活用による企業活動の活性化及び観光の促進などにより、将来安定した税収の増加についても期待されます。また、スマートインターチェンジと同様に本市の将来への投資である国認定の重点道の駅整備事業は、都市活力のにぎわいが創出され、持続的な町の発展と活力につながっていくことが期待されています。令和元年度においては、道の駅関連道路も含めた詳細設計など、今後の事業化に向けて順調に事業が進められます。 これらのことから、急激な財政環境の変化にも対応できる未来へ前進を止めない事業が着実に展開されていることが令和元年度決算において非常に重要なポイントであったのではないかと考えております。 本市においては、今後ますます幼児教育・保育の無償化を始めとした子育て支援の充実や高齢化に伴う社会保障関連経費や公共施設の老朽化に対応する経費の増加等が避けられない状況にあるからこそ、将来に向けた事業の確実な実施がなされていることを大いに評価したいと思います。 また、新型コロナウイルス感染症という過去に類を見ないような環境に負けないよう、次年度以降についてもさらに充実した事業が継続して行われていることを期待しまして、議案第63号についての賛成討論とします。 ○議長(道家富好) 次に、舟橋よしえ議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で発言をいたします。 令和元年度は10月からの消費税の引上げと幼保無償化が始まった年でした。年度末には新型コロナウイルス感染拡大防止の影響により、3月は学校の休校措置とともに各種会議や行事を中止せざるを得ないという年でした。本市においては、4月の市長選挙により5月末から近藤市政がスタートした年でもありました。令和元年度の当初予算は萩野前市長により組まれたものではありましたが、近藤市政1年目の市政運営という点に着目し、補正予算対応も含めて、以下意見を述べます。 初めに、令和元年度の財政指標を見てみますと、単年度の財政力指数が前年度に比べて0.054ポイント増加して1.08となり、過去5年間の中で最も高い値となりました。そして、経常収支比率は81.2%という過去10年間で最も低い値となりました。市債は一般会計で9億3,134万9,000円減らすことができ、一方、基金は公共施設整備基金に4億円、庁舎建設基金に1億円をそれぞれ積立て、さらに財政調整基金に5億1,117万6,000円を積立て、残高が25億円を超える状況となりました。余裕を持った財政状況であったと判断をいたします。 そして、監査委員から毎年のように指摘がある不用額は、令和元年度8億4,860万円にも上り、これだけの金額を年度内に生かすことができたならと思わずにはいられません。適正な時期に適正な金額の補正対応がなされなかったものと考えます。改善を強く求めます。 特に歳入においては、21款雑入で幼保無償化に伴う保育園給食費徴収金が当初予算よりも2,000万円以上も増額となったにもかかわらず補正対応されないままであった点は、額が非常に大きいだけに厳しく指摘をさせていただきます。 次に、歳出部分についてです。予算決算委員会福祉厚生分科会の所管部分を中心に意見を述べます。 子育て支援については、民間保育園新設の支援、民間幼稚園の認定こども園への移行支援、小規模保育事業所2園の新設など、待機児童対策に積極的に取り組んでいただいたことは評価いたします。それでも入園できなかった子どもは260人と、この現実は大変厳しいものがあると言わざるを得ません。そして、保育園だけでなく放課後児童クラブについても待機児童問題が顕著になっています。民間の放課後児童クラブの待機人数は前年度の22人から7人に減少しましたが、令和2年度に向けては33人となりました。特に東小学校区においては15人に上り、保護者からの切実な要望に可能な限りの対応策を検討いただきました。大いに評価したいと思います。 しかし、毎年のようにこの問題は生じてきます。来年度予算編成に向け、しっかりと取り組んでいただくよう求めます。 また、保育園のトイレ改修と外装改修工事では、キッズデザイン賞、ゴールデンキューブ賞を受賞したことは特筆すべきことであったと思います。審査を通じて残念に感じたのは、新たに取り組んだ祖父母手帳は2,000冊を作ったものの、その利用状況については、担当課は十分につかんでおられなかったことです。作って終わりではなく効果を検証し、次につなげていただきたいと考えます。 また、生活困窮者自立支援事業の子ども学習支援では、予算額40万円に対して決算額1万6,500円であり、前年度決算額の3分の1という少なさです。来年度に向けて、開催場所や開催の在り方をいま一度考えていくべきであると考えます。 健康福祉部の事業では、障害者タクシー料金助成について、平成29年度の見直しから3年が経過していますが、タクシー利用者は年々減少し、リフトつきタクシー利用者は微増となっています。毎回この部分については意見を述べてきましたが、利用される方と利用されない方、両方からの意見聴取をしてください。自治実績に関する報告書には件数とともに利用実人数も掲載いただくよう重ねてお願いします。 福祉厚生分科会所管部分については改善すべき事項はあるものの、強い反対理由として挙げられるものはありませんでしたが、所管外の部分については、以下反対理由を述べます。 令和元年度は4月早々に東郷パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ基本計画案に関するパブリックコメントが実施されました。103人の方から336件という多くの意見が寄せられました。一つ一つの意見に対する市の考え方が示されましたが、御意見の1つとして受け止めさせていただきますという回答に納得のいかない市民が非常に多くおられました。6月議会における近藤市長の所信表明では、スマートインターチェンジ整備事業について、地域の皆様と対話を重ね、相互の理解を深めながら整備を進めると言われました。しかし、2,076筆の反対署名とともに中止を求める要望書が提出されたのは地域住民との対話が足りなかったからだと私は捉えています。日進市自治基本条例でうたっている市民主体、市民主役でない対応がなされたものと考えます。市民との信頼関係を築かなければならない就任1年目にこの市政運営は十分に反省すべきものと考えます。これが反対理由の1つ目です。 そして、同様のことが道の駅整備についても言えます。私は繰り返し一般質問で道の駅を整備するなら疑問視する市民に対して丁寧に説明をしてほしいと求めてきました。近藤市長は最初こそ分かりやすく丁寧に説明していくと答えられましたが、次第にトーンダウンし、市民との対話集会も開かれないままの1年でした。この姿勢は本当に残念でなりません。怒りさえ覚えます。これが2つ目の反対理由です。 さらに3つ目として、くるりんばす倍増計画に着手、出かけたくなるバスと所信表明で語られながら、令和元年度は着手されなかったことが挙げられます。市民の期待を裏切ったことは大きいです。 以上のことから、令和元年度一般会計歳入歳出の決算は認定し難いと考え、本議案には反対をいたします。 ○議長(道家富好) 次に、水野たかはる議員。 ◆6番(水野たかはる) 議案第63号について、賛成の立場から発言させていただきます。 令和元年度一般会計歳入は277億8,640万1,000円であり、前年度決算に比べて26億6,133万5,000円、割合では10.6%の増加、歳出は265億421万7,000円であり、こちらについても前年度決算に比べて25億7,926万5,000円、割合においては10.8%の増加をしております。結果として前年度決算と比較すると、歳入、歳出は共に増加しており、バランスがよい決算となったのではないかと思われます。 歳入についての内容ですが、本市財政の根幹を成す市税は前年度に比べ7億7,140万7,000円の増加となり、個人市民税が納税義務者数の増加により1億3,018万4,000円の増加。固定資産税が大型商業施設の恩恵などにより5億6,636万円増加しております。 地方特例交付金は、子ども・子育て支援臨時交付金の皆増などにより3億1,182万8,000円の増額、国庫支出金は、幼児教育・保育無償化に伴う施設利用給付費や保育所等整備事業補助金の皆増などにより7億6,357万7,000円増や、私立幼稚園授業料等軽減事業補助金の増加などにより4億4,944万9,000円の増加など、子育て関連の施策のための歳入が目立っておりますが、若い世代が多い本市にとって、このような事業の充実につながる歳入が増えることは非常に喜ばしいことであると考えております。 次に、歳出についてでございます。民生費は認可保育所等整備費補助金や幼児教育補償無償化による施設型給付費の増加、放課後子ども総合プラン運営委託料を教育費から付け替えたことにより15億7,506万6,000円増加しており、子育て全般にわたり充実した施策が行われたことを感じております。 土木費は、市道黒笹三本木線整備事業工事費請負費の増加、スマートインターチェンジ、道の駅の関連事業などにより1億767万7,000円増加しておりますが、本市の未来に向けた重要な投資であると考えております。 これらを踏まえ、今後においても引き続き歳入の確保、歳出の縮減に努めていただき、収支バランスの取れた適切な決算を迎えていただきますようお願いし、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定についての賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(道家富好) 次に、坂林たくみ議員。
    ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場から討論いたします。 赤池箕ノ手地域に認可保育園が開園したこと、就学援助に卒業アルバム代を追加したことなどは市民の要望の実現であり、前向きな取組だと考えています。しかし、次の点が問題です。 1つは、道の駅、スマートインターを推進したことです。これら2つの事業は、そもそも必要か疑問です。しかも、それぞれの事業費の概算総額を議会で聞いても答えず、妥当かどうか検討する材料がありません。 2点目は、くるりんばすの改善要望への対応が遅かったことです。2017年4月にくるりんばす路線の再編により利用者が大幅に減りました。そのすぐ後から改善要望が多く出されています。しかし、課題をまとめたのは2年半が経過したやっと2019年度の10月になってからでした。 3点目に、使用料、手数料などに10月から行われた消費税10%への増税分を上乗せし、市民の負担を増やしたことです。消費税の増税によって市民の負担が増え、経済が悪化しています。上乗せは避けるべきでした。 次に、今後に生かすべきと考える課題を幾つか挙げます。 保育園の給食費の滞納が前年の6人で6,800円から、2019年度は17人、25万9,520円に増えました。これは、保育の無償化に伴い、保育料に含まれていた副食費が保育費から外され、自己負担となったためとのことです。無償化の恩恵が得られていないことが原因と考えられ、軽減対策が必要だと考えます。 新型コロナウイルスの影響により、年度末に学校給食が一時休止となりました。その結果、就学援助を受けている要保護、準要保護世帯に家庭での昼食代の負担が発生しました。これを軽減するため、休止中の学校給食費相当を支給するよう厚生労働省から事務連絡が出ています。これを受け、要保護世帯には支給するようですが、準要保護の世帯にも支給するべきだと考えます。 学校給食センター調理室の室温が衛生基準を超える日が多いとのことです。エアコンの増設など、対策が必要だと考えます。 地方自治体の仕事は福祉の増進です。全体を通して、道の駅、スマートインターより、暮らし、福祉を守る市政への転換を求めて討論といたします。 ○議長(道家富好) 次に、宮田康之議員。 ◆17番(宮田康之) 議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から発言をさせていただきます。 私たちが決算の認定を行う上では、実質収支額、財政力指数、経常一般財源比率、経常収支比率を財政指標の観点から本市の状況を見ることが非常に重要ではないかと考えます。 1点目としましては、該当年度に属すべき収入と支出との実質的な差額を見る実質収支額で、一般的に地方自治体の黒字決算の判断基準と言われているものです。一般会計歳入歳出決算額全体としては、歳入総額が277億8,640万1,000円で、歳出総額は265億421万7,000円となり、歳入歳出差引残高は12億8,218万4,000円となっておりますが、翌年度への繰越すべき財源が1億6,563万円となることから、実質収支額は11億1,655万4,000円となり、前年度に比べても3,886万1,000円の増加となっております。 次に、2点目としまして、基準財政収支額を基準財政需要額で除して得た指数の過去3年間の平均値である財政力指数で地方公共団体の財政力を示す指数となっております。数値につきましては、1を超えるほど財政に余裕があるとみることができ、令和元年度は1.053と前年度の1.046に対して0.007ポイント高い結果となっております。また、令和元年度の単年度においても1.080と、前年度の1.026に対して0.054と高くなっており、指数としては順調に伸びております。 次に、3点目の経常一般財源比率でありますが、標準財政規模に対する経常一般財源の割合のことを示し、100%を超える度合いの高いほど歳入構造に弾力性があることが示されます。令和元年度は前年度の103.4%から1.2%減少しているものの102.2%となっており100%を超えているため、本市の財政の歳入構造について弾力性があるということが示されております。 最後に、4点目の経常収支比率は財政構造の弾力性を判断するための指標であり、人件費、扶助費、公債費などの義務的性格の経常経費に地方税、地方交付税などを中心とした経常的な収入である一般財源がどの程度充当されているかを見るもので、令和元年度については昨年度83.3%から2.1%低くなった81.2%となりました。この指数は、望ましいとされている80%を若干超えておりますが、今後も行政のたゆまない努力で市民税や法人市民税、固定資産税の増収を図っていただくことを期待してまいたいと考えております。 これらの指標から、客観的に見ても本市の財政状況は非常に健全であると分かるのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響も含め、今後もより健全な財政運営を心がけていただくようお願いをし、令和元年度の日進市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(道家富好) 次に、ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 反対の立場で討論いたします。 2019年度は、4月に市長選挙、市議会議員選挙があり、今後の日進市の市政運営が大きく問われた年度でした。道の駅に関しては疑問を投げかける声が大きくあり、市長選挙での投開票の結果が僅差だったことも含めて示されています。スマートインターに関しては、地域住民への十分な説明がないままに進む姿に中止を求める署名も提出され、改めて今修正計画が出されています。また、くるりんばすの改善を粘り強く求めてきた皆さんの声が当初の日進市が言っていた改編当時の乗り控えで利用者が減っているという、この市の認識、姿勢を変えさせ、今年度の部分修正の提案へとつながったと私は認識をしています。同時に、2月、3月からの新型コロナの影響下、どのように市民の命、暮らしを守るか、自治体の役割が問われましたし、今こそ日進市の方向転換も含めて考えるべきときです。大型事業より福祉、教育の充実に思い切ってかじを切るべきだと思います。以下、具体的に2点指摘いたします。 まず1点目、道の駅、スマートインターなど、大型事業より直接市民を支援する職員配置の強化が必要です。2019年度は基幹施設整備室の職員を増員し、9名の体制でした。国、県、警察、高速道路会社などとの打合せが記録にあるだけで、道の駅、スマートインターの2事業だけで107回にも及び、かなりの職員の皆さんの労力や時間外も含めて費やされたものと思われます。何十億円という多額の税金を建設費に使われるということと同時に、私は職員の皆さんの力が直接住民の皆さんのためというより、このように外に向かわざるを得ないということが道の駅、スマートインター事業であり、ここに関しても認めるわけにはいきません。今進めようとしている東部企業団地の推進事業にも同じことが言えるのではないでしょうか。 一方で、保育士不足や職員さんの時間外勤務の増加、コロナによる業務量の増加があり、来年度に向けて全体的に職員数を増やすことが必要だと感じました。 2点目は、市政の在り方としてこの2事業を、中止を含め再検討する必要が今出てきているということです。コロナ禍の下でも進めていく事業かどうか、判断する十分な情報すら決算審査の中で得られることはできませんでした。特にスマートインター事業について、2019年に日進市から国に出した連結許可申請書に書かれている工事に要する費用の概算さえも議会に明らかにされず、予算の上限額を聞いても答えてもらえず、挙句の果てには日進市の負担が仮にここに書いてある2倍になった場合も進めるのかという問いには進めるという答弁でした。本当にこのような財政が厳しくなることが予想される中でこの予算執行が適切だったのか、このやり方が妥当だったのかどうなのか、反省をしていただきたいと思います。 また、5分の時間短縮のために本当に必要な事業なのか、牧場や病院、福祉施設を含む周辺の緑豊かで静かな環境が守られるのか、十分な説明もなく住民合意がないまま進めていくのか。私たち日本共産党市議団としても、議会ごとに問題提起をしてきました。そして、地域住民の皆さんを中心に1月には日進市と国土交通省に中止を求める署名も提出されてきました。しかし、このような機会ごとに立ち止まって検討するという姿勢は見られず進めてきたのが2019年度だったのではないでしょうか。今、ようやく修正設計の検討が始まりましたが、先ほど申しました根本的な解決には至っていません。2019年度はこのように道の駅、スマートインター推進に対して市民の意見を聞かず推進する一方、一般会計からの繰入れを減らし国保税を4年連続の値上げにしたことや、ひとり親家庭への支援を改悪する条例改正など、市民の福祉向上に責任を持つという自治体の役割が果たせない面もあり、認めるわけにはいきません。ぜひ再検討されるよう申し上げ、反対討論といたします。 ○議長(道家富好) 次に、山根みちよ議員。 ◆9番(山根みちよ) 私は賛成の立場で討論いたします。 最初に今回の決算書について、4月に機構改革があり、決算書の内容がグラフ化されるなど、大いに進化した点があり、評価いたしました。とはいうものの、途中から内容にミスが目立ち、結果、大変残念な思いを抱いております。このような数の修正があったのは初めてで、機構改革のせいなのか、決算書の書き方を変えたせいなのか、コロナ対応に追われたためなのか、リーダーの交代によるものか、原因は分かりませんが、緊張感を持っていただきたいと冒頭申し上げます。 一般会計の内容については、実質収支11億1,655万円、単年度収支額は3,885万円と昨年を下回っておりますが黒字経営となりました。財政指標についても実質公債比率は減少しており、良好であると判断します。市税の歳入は5%増となっていますが、民生費が45.8%を占めており、民生費の経常的経費が増えていく中、将来の自主財源の確保という点においては依然大変厳しい状況であると認識しております。 では、その税収を上げるために昨年度、2019年は日進市はどんなことをされたのでしょうか。 まず、近藤市長スタートの年でした。総合計画関連ワークショップが開かれ、着々と第6次総合計画づくりに邁進されました。そして、10月には東郷スマートインターチェンジ連結許可書伝達式があり、スマートインターチェンジが正式に国から許可されました。 一方の大型公共工事、道の駅は2年延期したものの、その後、目に見える進展は見られませんでした。また、市長選挙で約束されたくるりんばすは近藤市長肝煎りの機構改革で、移動政策室を作り、やっと年度末に部分再編が動き出した年、倍増計画は何も進まなかった年だったと、こういうふうに総括しております。近藤市長にとっては市長になられて最初の年で、様子見の年だったというふうに存じます。 市が税収アップを見込む道の駅、スマートインターチェンジに関しては、私の前の方々から引き続き反対の声も聞かれておりますように、説明不足だとの指摘は否めません。市民に寄り添うをモットーとされる近藤市長ならではのアプローチを今後お願いしたいと思います。将来の税収の不安が付きまとう今、今以上に透明で正直な市政運営、財政運営を期待するところです。よろしくお願いいたします。 それでは、健康福祉部所管について賛成討論を述べたいと思います。 市民に一番近いところで意欲的に様々な事業に取り組まれたことを評価いたします。とりわけ年度末の3月はコロナウイルス感染症の影響で、クラスター発生を心配しながら大変な思いで乗り切ってこられたことに感謝したいと思います。 次に、こども未来部についてですが、10月の幼保無償化に向けて大きな混乱もなく無事政策転換されたことを評価します。箕ノ手に新たな認可保育園を作って待機児童問題にも取り組まれました。引き続き努力をお願いいたします。 第2期日進市子ども・子育て支援事業計画を丁寧に作られて、子どもの貧困対策も盛り込まれたことを評価いたします。さらに本市らしい画期的な日進市未来をつくる子ども条例10周年イベントを実施したこと、家庭相談員による相談実施を3人体制にされたこと、そして、公立保育園維持整備事業で保育園のトイレ改修工事をされました。この事業はキッズデザイン賞やゴールデンキューブ賞を受賞されて、日進市を全国に有名にしました。担当職員のアイデアに敬意を表します。 この住民参加型という日進らしい手法は、本来の本市の原点を見る思いです。この思いを忘れず、全職員の方にこのコロナ禍、エールを送り、私は賛成討論とします。引き続き頑張っていただきたいと思います。 ○議長(道家富好) 次に、渡邊明子議員。 ◆13番(渡邊明子) 議案第63号について、賛成の立場で討論をいたします。 令和元年度は歳入で25億9,833万円、率にして6.5%、歳出で23億6,172万円、率にして6.0%、それぞれ伸びており、単年度収支も2億1,270万円の黒字となっております。前年度末20億234万6,841円であった財政調整基金も平成元年度中に5億1,117万6,605万円積み増しし、令和元年度末には25億1,352万3,446円としており、これによって国の補正予算が日進市に届く前に予備費としてコロナ禍の中、市民の生命と生活を守るために速やかな対策が講じられた一助となっております。特に平成元年度末の素早い決断と対応に敬意を表します。 歳入において、赤池箕ノ手区画整理事業の進捗や宅地開発、企業誘致等により、固定資産税、都市計画税、法人市民税の大幅な増収が図られました。しかしながら、国民健康保険税を始め、介護保険料、入湯税、保育料、スポーツセンター内にあったレストランの使用料等、収入未済額はトータルで6億3,090万円に達しております。各課において回収に努めるとともに、市民に寄り添い、新たな滞納を発生させないよう、一層の工夫と努力をお願いいたします。 市民窓口課の番号案内表示は、住民票取得等で市役所を訪れ、交付をお待ちいただく市民の方の利便性向上につながるとともに、企業広告等により111万1,800円の収入を生み出しております。 森林整備等に必要な財源を確保するため、令和元年度に新たに創設されました森林環境譲与税は388万2,000円、その一部で小中学校の机や椅子を購入し、300万円が基金に積み立てられました。今後、水源を守るための事業や日進市の自然環境を守るために有効な事業の展開が望まれます。 歳出では、子育て支援として民間保育所2カ所の整備を補助し、幼児教育・保育の無償化を実現、祖父母手帳の発行や災害やイベント時に使用できる移動式赤ちゃんの駅を購入し、市民まつりで初使用されました。 なお、市民まつりでは市民まつり20周年記念事業として東京ディズニーリゾートスペシャルパレードを招待し、ダッフィーバスや市民パレード、キッズダンサーの参加など、約5万6,000人の市民が集い、楽しい思い出を刻むことができました。短い準備期間であったにもかかわらず無事故の運営ができたことに敬意を表します。 長年の懸案であった環境上悪影響を及ぼし、そのまま放置すれば倒壊と著しく危険のおそれがある特定空家を除去することもできました。 道の駅事業は重点道の駅に指定され、県と協同で整備事業が進められております。尾張東部地域を縦断する主要地方道瀬戸大府東海線沿線にあるにっしん道の駅は、道路利用者の休憩施設として安全な道路環境に資するだけでなく、農業を始め、地域経済の活性化や観光まちづくり、くるりんばすの発着所、市民の憩いの場として利用できる施設として多くの市民の方が楽しみにしていらっしゃいます。災害時には第2次緊急輸送路として市民の命と生活を守るために人命救助の活動拠点として自衛隊や警察、消防による救援活動や救援物資の中継拠点となります。一日も早い開駅が望まれます。 スマートインターチェンジは、令和元年9月に国の連結許可が下り、本格的事業着手に乗り出しました。既存施設を活用し、国、NEXCO中日本、県との一体事業であり、日進市にとってより少ない予算でより大きな経済効果をもたらす事業であります。スマートインターの周辺には中部電力の復旧支援拠点と愛知県の広域物流輸送拠点である愛知県トラック協会の研修センターがあり、大災害時には日進市内にとどまらず、東海エリアの住民の命と生活を守り、市民生活の迅速な復旧に寄与するものです。 以上、近藤市長の就任1年目である令和元年度の事業内容は一部に遅滞が生じていることが若干気になりますが、すばらしい人材の配置とよき忠言には素直に耳を傾ける賢明さと迅速な決断で難しい情勢の中、懸命に行政のかじを取られたことに敬意を表して賛成の討論といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第63号に対する討論を終結します。 これより議案第63号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第63号、令和元年度日進市一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 会議の途中ですが、ただいまから10時45分まで休憩します。     午前10時37分 休憩-----------------------------------     午前10時45分 再開 ○議長(道家富好) 会議を再開します。 これより議案第64号、令和元年度日進市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、舟橋よしえ議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 議案第64号について、政策研究グループ未来ネットを代表して反対の立場で発言をいたします。 令和2年度は国保運営が県単位となった2年目の年であり、4年連続して国保税値上げの年でありました。そして、10月から消費税が引き上げられた年でもありました。国保加入世帯の約半数が所得100万円以下の世帯であり、加入世帯の生活は一層厳しくなってきていると考えます。今、日進市のやらなければならないことは、特に世帯収入に占める国保税の割合が高い世帯に対して暮らしぶりを調査することであると考えますが、その姿勢が全く見えません。今後も県の標準税率に近づけるために値上げを考えているようですが、であるなら、なおさら取り組む必要があると考えます。そして、子どもの数に応じてかかる均等割額の減免について、令和元年度は検討すらされた様子がありませんでした。子育て支援の点からも検討すべき事項であると考えます。 一方、令和元年度は特定健診の受診率が前年度の40.4%から43.9%に3.5ポイント上昇し、後発医薬品の使用割合は、前年度の平均67.3%から平均69.5%にこちらも上昇しました。国が示した目標の80%まではまだまだではあるものの、どちらの値も上昇していることは評価できるところです。評価できる取組もありますが、住民に最も近い単位自治体として国保税の値上げ及び値上げ後の対応姿勢には問題があると考え、本議案には反対をいたします。 ○議長(道家富好) 次に、ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 反対の立場で討論いたします。 何よりも4年連続の値上げは中止すべきでした。消費税が10%に値上げされた年でもあり、加入者への影響を考慮しながらというのであれば、新たな負担増はすべきではありません。1人当たりの調定額が2,737円の増加、総額約3,990万円の増加とのことでしたが、この分は一般会計からの繰入れを約3,500万円減らしたことが大きいのではないでしょうか。また、値上げをする一方、基金には新たに1億5,016万円積み立て、基金総額も8億2,000万円を超えました。そもそも国民健康保険は年金や無職の方、非正規雇用の方など、ほかの医療保険に入れない人たちが加入する制度で、事業者負担がない分、十分な公費負担があってこそ成り立つ保険制度です。しかし、国、県は公費負担を削り、かつ、その分地方自治体が保険税軽減のために頑張っていた法定外繰入を削減するよう求めています。しかし、このような中でも最終的に決める権限は日進市にあります。今、コロナ禍の中でこそ市民生活の実態を鑑み、法定外繰入を削減せず、毎年値上げのこの流れを止めるべきです。そして、高い保険負担を、利用者負担をどう軽減するのか、日進市としても積極的に考えていっていただきたい。愛知県内でも一宮市、大府市、田原市などでは子どもにも税をかける均等割りの独自軽減を実施しています。負担軽減の立場に立ち、調査・研究も進めていくという姿勢が大事ではないでしょうか。ぜひ、来年度に向けて検討されるよう申し上げ、討論といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第64号に対する討論を終結します。 これより議案第64号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第64号、令和元年度日進市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第65号、令和元年度日進市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 反対の理由は、保険料の軽減特例が縮小されて大きな負担増になっているということです。1つは、均等割9割軽減だったのが8割軽減に縮小されました。これは負担が2倍になったということです。この対象は1,442人で、総額654万3,796円の負担増です。1人当たりに直すと4,538円です。 もう一つは、元被扶養者が均等割軽減の対象外となったことにより、42人に95万2,980円の負担増となりました。これを1人当たりに直せば2万2,690円もの負担増になります。大変大きな負担増です。後期高齢者医療制度は75歳以上の人を別の保険制度に分けたという大変差別的な制度です。このことによって保険料、そして医療費が加入者に大きな負担となって増えていく、こういう制度になっております。この制度は廃止し、元の老人保健制度に戻すべきだというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第65号に対する討論を終結します。 これより議案第65号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第65号、令和元年度日進市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第66号、令和元年度日進市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 反対の理由は、高い介護保険料が引き続き適用され運営がされたということです。国による軽減もありましたけれども、滞納は保険料の段階が基準額以下の第1段階から第5段階までで90人、滞納している人の半数に当たります。その金額は合計約468万円、1人当たり約5万2,000円の滞納があるということになります。第1段階と第2段階の人で滞納したために給付制限を受けたという人もいました。特に低所得の人にとって保険料が高く、負担になっているということを示しています。保険料の軽減、利用料の軽減で安心して介護が受けられる制度に改善が必要だと考えます。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第66号に対する討論を終結します。 これより議案第66号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第66号、令和元年度日進市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第67号、令和元年度日進市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 今年度は下水道使用料に消費税増税が上乗せされました。総額合計約400万円の市民負担増となりました。このほか、取付管工事費の市民負担を増やし、195人に187万7,000円の負担増となりました。下水道は上水道とセットで生活環境を守るためになくてはならないライフラインです。自治体の責任で行うべきものです。格差を広げる消費税増税を使用料に持ち込むべきではないと考えます。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第67号に対する討論を終結します。 これより議案第67号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第67号、令和元年度日進市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第68号、令和元年度日進市農業集落排水処理施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 反対の理由は、使用料に消費税増税が上乗せされたことです。このことにより市民生活への負担増となりました。ライフラインに負担増をするべきではないと考えます。自治体の責任で行うべき汚水処理事業だと考え、反対といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第68号に対する討論を終結します。 これより議案第68号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第68号、令和元年度日進市農業集落排水処理施設事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第69号、令和元年度日進市三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 反対理由は、使用料に消費税増税が上乗せされ、市民生活への負担増となったからです。ライフラインに負担増をするべきではありません。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第69号に対する討論を終結します。 これより議案第69号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第69号、令和元年度日進市三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第70号、令和元年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 反対理由は、使用料に消費税増税を上乗せしたことです。市民生活への負担増となりました。ライフラインに消費税増税の負担を上乗せするべきではありません。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第70号に対する討論を終結します。 これより議案第70号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第70号、令和元年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第71号、令和元年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 反対の立場で討論いたします。 反対理由は、使用料に消費税増税が上乗せされ、市民生活への負担増となったからです。ライフラインに消費税増税の負担増を上乗せするべきではありません。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第71号に対する討論を終結します。 これより議案第71号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、議案第71号、令和元年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり可決されました。 これより議案第72号、日進市附属機関の設置に関する条例の一部改正について、討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第72号に対する討論を終結します。 これより議案第72号を採決します。 本案に対する総務文教委員長の報告は可決です。 本案は総務文教委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第72号、日進市附属機関の設置に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第73号、日進市ひとり親家庭等医療費支給条例等の一部改正について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 山田久美議員。 ◆1番(山田久美) 議案第73号、日進市ひとり親家庭等医療費支給条例等の一部改正について、賛成の立場から発言を行います。 精神障がい者医療に係る入院医療費の支給方法を現金給付から現物給付に改めるという今回の条例改正は、今まで1級または2級の精神障害者手帳を持っておられる方が入院され、入院費の支払いを入院先の会計窓口において一旦現金で支払いをし、その後、市の窓口において医療費助成申請手続をした上でお金が給付されるという現金給付の条例でございました。 1級または2級の精神障害者手帳を持っておられる方の入院となれば長期にわたる場合もございます。その場合は御家族の方が手続等をされることが多く、大変な御負担を強いられてきたことになっております。しかし、今回条例が改正されれば入院先で受給者証を提示するだけで国民健康保険団体連絡会から市の方へ請求ができるようになるため、御家族の方の御負担だけではなく、市職員自体の負担も軽減されていくと聞いております。 よって、この議案に対しては賛成すべきと考えましたので、私の賛成討論といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第73号に対する討論を終結します。 これより議案第73号を採決します。 本案に対する福祉厚生委員長の報告は可決です。 本案は福祉厚生委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第73号、日進市ひとり親家庭等医療費支給条例等の一部改正については、原案のとおり可決されました。 これより議案第74号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第5号)について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、大川博議員。 ◆4番(大川博) 議案第74号について、賛成の立場で討論します。 今回の補正予算は、コロナ禍において多忙な教員の負担を軽減したり、家庭学習を支援したりする実情に寄り添った大変考えられたものになっています。具体的には学校の消毒作業委託期間を9月末から年度末まで延長したり、就学支援を受けている家庭などに通信機器やモバイルルーターを貸し出したりするために使われるものです。図書館においても図書消毒器を配備することで安心して本を借りることができるようになり、聞く本といわれるオーディオブックサービスをスタートすることで目の不自由な人や文字の苦手な子どもたちであっても一流の朗読を聞くことができるようになるものです。こうした予算編成には、日進市において教育に関わる環境をよりよい状態にしていこうとする熱い思いを感じています。 以上をもって議案第74号に対する賛成討論といたします。 ○議長(道家富好) 次に、川嶋恵美議員。 ◆14番(川嶋恵美) 議案第74号について、賛成討論をさせていただきます。 コロナ禍で一律10万円など、各種給付金の支給などに職員の皆様が不眠不休で懸命に準備を進めても給付までにかなりの時間を要し、行政は業務の遂行にスピード感が不足し、必要な人にタイムリーに手を差し伸べることができない実態が明らかになりました。その最大の背景とされるのが行政のデジタル化の遅れです。紙ベースでの膨大な事務処理を余儀なくされている現状を変え、デジタル技術の活用で迅速、効率化していかなければなりません。今回の補正予算では、情報化推進事業も進められ、ニューノーマルな生活を強いられることになり、接触機会を減らすための施策が盛り込まれていますが、アフターコロナ時代にも十分市民の皆様に喜んでいただける施策になっていることから賛成いたします。 例えばオンラインでの妊産婦等の相談、教室の環境整備は、多胎児など出かけるのに準備に手間がかかる方も手間が省け、今まで来られなかった方も参加できるようになるなど、多様な対応ができるのではないかと期待が持てますし、オンライン学習環境整備の準備をしていくことで、今後、病気やけが、不登校の児童・生徒にも応用していることが期待されます。 また、コンビニでの証明書発行は、窓口の混雑解消だけでなく、近くのコンビニでできることと時間も大幅に拡充されることから、市民サービスの向上につながります。 図書館でのオーディオブック導入も自宅のパソコンやスマートフォンで再生することができ、移動中や家事をしながらでも活用できることから、読書人口も増えるのではないかと期待されます。 ほかにも公共施設のトイレの手洗いの自動化など、コロナ禍以前でもあれば便利だったと思える政策で今後も市民の皆様に継続して喜んでいただける環境整備だと判断し、有効的に補助金を使われることになると判断し、賛成いたします。 以上です。 ○議長(道家富好) 次に、山根みちよ議員。 ◆9番(山根みちよ) 賛成の立場から討論いたします。 国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時金4億1,539万2,000円、県から603万8,000円が入り、コロナ対策として議会の委員会中継実施、上納池スポーツ公園にエアコン設置、また、公共施設のトイレ改修など、かねてから市民要望が多かった念願の施策が実現できます。 そして、インフルエンザの予防接種無料化、図書館のオーディオブック、また、就学援助世帯にモバイルルーターの貸出しなど、きめ細かなコロナ禍における市民生活に配慮した予算措置であると評価いたします。 委員会中継においては、一部にランニングコスト相当分を削減すべきとの意見もありますが、改めて議会としてそれは答えを出すことであり、執行部側からこのような補正予算として計上されたことについて評価し、賛成討論といたします。 ○議長(道家富好) 次に、山田久美議員。 ◆1番(山田久美) 議案第74号、令和2年度の一般会計補正予算(第5号)について、賛成の立場で発言をいたします。 まずは評価できる点から発言をさせていただきます。 財産管理費の公共施設新型コロナ対策事業では、感染防止のために国が便器の蓋を閉めることを推奨しているということで、和式トイレを本庁舎5カ所、北庁舎で1カ所、保健センターは2カ所を洋式トイレに変え、手洗いを自動水流にすること。次に、社会福祉総務費の地域福祉新型コロナ対策事業の中央福祉センターと東部福祉会館、それぞれ5カ所のトイレ改修工事を行います。その他の会館でも、香久山、相野山福祉会館でトイレ工事を行うこと。 次に、衛生費では予防接種推進事業の高齢者予防接種委託料で、65歳以上の方や60歳から64歳までの特定疾患のある方にインフルエンザ予防接種を今年度に限りですが無料で接種できること。 次に、教育費では、小中学校管理新型コロナ対策事業で、オンライン学習環境整備のためにWi-Fi環境が整っていない支援が必要な御家庭に対してモバイルルーターの貸出しを行うことで、今後再び新型コロナウイルス感染拡大で学校が休業となった場合やインフルエンザで学級閉鎖になったとしても、児童・生徒が自宅学習できるようになることで保護者の方にも安心していただけること。 次に、図書館運営事業では、インターネットで声の書籍サービスのオーディオブックが利用できるようにシステムを改修するということで、目の不自由な方がいつでも好きなときに聞くことができること。そのほか、新型コロナ対策のためのトイレ改修工事を9カ所行うこと。 次に、スポーツ施設維持管理事業の上納池スポーツ公園工事設計委託では、換気や空調設備を設置することとなり、災害が起こり避難所となった場合は少しでも快適な空間になることなど、大変評価できると思います。 土木費の都市計画総務費ですけれども、スマートインターチェンジ整備業務委託が9,415万5,500円の減額となっております。今回の補正減では事業ありきで進めていくのではなく、測量の延期や周辺住民の方たちと丁寧に話合いをして道路設計の変更に取り組んでいるなどの姿勢は評価することができます。 しかし、戸籍住民基本台帳費の総合案内・証明書等発行事業についてですが、今回、コロナ対策の関係でコンビニ交付システムに3,087万7,000円がつきましたが、今後のランニングコストは毎年約300万円弱かかってくるということ。そして、市民のマイナンバー取得率は僅か15.6%の中で、マイナンバーシステムそのものが運転免許証や預金口座などに個人情報が組み込まれると聞いておりますし、常時携帯をしていることによる紛失のおそれもあります。マイナンバーカード関係をやはり安易に進めていくことは問題だと考えますが、今回の補正予算については賛成とし、私の討論といたします。 ○議長(道家富好) 次に、ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 賛成の立場で討論いたします。 私の方からは主に4点述べます。 まず1点目、上納池体育館へのエアコン設置や公共施設のトイレ改修など、全体としてコロナ対策の推進に予算がつくことには大いに賛成いたします。 2点目、日進中学校の生徒が増えることによる教室改修は当然行うべきですが、学校の新設も含め、今年度すぐにでも検討すべきだと考えます。 3点目、スマートインターチェンジ整備事業についてです。2020年度の用地測量、用地鑑定、用地内建物測量ができないという判断で減額がされた部分と、一方に新たにスマートインターチェンジ及び周辺道路予備修正設計業務として新たに1,393万円の計上がされ、また、牧場の補償内容等についての検討を行うための委託料1,265万円が新たに含まれて今回の補正予算となっています。私はこの予備修正設計事業について、この間の地域住民の皆さんの粘り強い交渉や病院前の道を拡幅しないでほしいという声に市が一部応える形になったと認識しています。同時に、2018年度に行われた道路予備設計、2019年度の道路詳細設計の段階において、住民の皆さんにその当時の案を示し、その段階で意見を取り入れるという姿勢があれば今回の予備修正設計は不要だったのではないでしょうか。先ほど、2019年度決算の討論でも申しましたが、地域住民の意見を聞かずに進めてきたツケが今このように来ていると指摘せざるを得ません。また、牧場の玄関口である部分、駐車場である部分がかかる道路計画については、今回の修正エリア外となっています。しかし、ここの変更なしに牧場とスマートインターの共存は果たしてあり得るのでしょうか。今後、丁寧な検討と大幅な変更も必要だと感じます。 そして、スマートインターについて、東部企業団地とスマートインターの建設はあくまで別事業として考えるのであれば、そもそも無理をして東郷パーキングエリアにスマートインターを急いで造る必要はありません。東部企業団地へのアクセスは市道黒笹三本木線と東名三好インターであるとの位置づけをはっきりとさせ、逆に病院前の道路に大型車両の通行規制をかける方向も含めて考えていくべきです。地域住民の意見をしっかり聞いて道路の修正を作っていくという姿勢に立ちきり、今年度の事業を進め、その上で中止を求める声が今後も多く上がるようなのであれば計画を断念することも含めて決断すべきです。 今回の減額補正による工程の見直しで当初の令和6年度の開通目標にとらわれることなく進めていけるということに逆になったのではないでしょうか。コロナ禍で来年度以降の市民税が大きく減ることも予想され、日本全体の経済が大きな打撃を受けるときだからこそ、いま一度この事業の必要性も含めて考えるときだと申し上げます。 4点目は、議会の委員会放映についてです。コロナ禍の中でどういう日進市政を目指していくのか、今こそ住民の皆さんに、市民の皆さんに情報を発信していく責任が議会にも市政にもあると感じます。開かれた議会、情報発信は民主主義の基本です。社会的なこのような危機のときだからこそ、住民のために寄り添い、一緒に支え合って考え合って進めていく市政運営が大切です。そのための1つとして、今回、議会の委員会放映に予算が計上されたことは大変うれしく思います。予算決算委員会の討論の中で、委員会放映と引き換えに今ある市議会の情報提供を縮小すべきとの意見もありましたが、今以上の広報広聴の充実を今後も求めていくという市議会の立場を堅持すべきですし、私も議員の1人としてそのことをこれからも申し上げ続けていきたいと決意を述べまして、賛成討論といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 永野雅則議員。 ◆20番(永野雅則) 議案第74号について、賛成の立場で討論をいたします。 本案は、コロナ禍における国、県の交付金などを活用し、広く市民福祉などのための予算組みがなされており賛成するものでありますが、中でも歳出1款1項1目議会費、議会映像配信システム更改工事費349万8,000円については、委員会中継を配信することにより、来庁せずとも本会議中継と同様に傍聴していただけるものであります。積年の課題が成就したと考えます。 しかし、ランニングコストは試算によれば年間62万円程度かかることとなっております。それに加え、5年から10年後には次の新たな機材の設置費のイニシャルコストも必要となり、このことも考える必要があります。 我々議員はこの膨れた費用をどのように捻出するのかを考えなければなりません。議会費の削減も視野に入れ、スリム化を進めることを申し添え、賛成討論といたします。 ○議長(道家富好) ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第74号に対する討論を終結します。 これより議案第74号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第74号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第5号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第75号、令和2年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 賛成の立場で討論いたします。 2019年度の決算剰余金として1億2,250万円の繰越金が入り、新たに1億639万円基金に積み立てるという補正予算になっています。これにより、国保の特別会計の基金が9億3,000万円を超えました。今、コロナ禍で大変な生活をされている方が増えています。先行き不安な自営業者の方もたくさんいらっしゃいます。今こそこの基金を活用して国保税の値下げ、減免制度の拡充など、実施することを求めて討論といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第75号に対する討論を終結します。 これより議案第75号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第75号、令和2年度日進市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第76号、令和2年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について、討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第76号に対する討論を終結します。 これより議案第76号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第76号、令和2年度日進市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第77号、令和2年度日進市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第77号に対する討論を終結します。 これより議案第77号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第77号、令和2年度日進市介護保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第78号、令和2年度三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)についてから議案第80号、令和2年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの各議案について、一括して討論に入ります。 各議案に対する討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第78号から議案第80号までの各議案に対する討論を終結します。 これより議案第78号から議案第80号までの各議案を一括して採決します。 各議案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 各議案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第78号、令和2年度三ケ峯台団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第79号、令和2年度日進市南山エピック団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について、議案第80号、令和2年度日進市五色園団地汚水処理事業特別会計補正予算(第1号)について、各議案は原案のとおり可決されました。 これより議案第81号、令和2年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)について、討論に入ります。 討論の通告はありません。討論はありませんか。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第81号に対する討論を終結します。 これより議案第81号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第81号、令和2年度日進市下水道事業会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。 これより議案第82号、尾三衛生組合規約の変更について、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 白井えり子議員。 ◆3番(白井えり子) 議案82号につきまして、賛成の立場から発言します。 この議案は、尾三衛生組合の分担金が今まではごみの搬入量人口割が50対50で行われてきたものをリサイクルに努め、尾三衛生の搬入を減らす努力が反映されるよう70対30の割合に構成3市町の条例改正が一斉に行われるものです。 この改正により、試算では本市の負担金は減額になることが示されました。本市は市民のごみ減量、リサイクルの意識も高く、平成7年、容器包装リサイクル法が施行され、平成14年から資源としてプラスチック製容器包装の回収を日進は始めました。尾三衛生への搬入を減らすよう、大変な努力をしてきました。これまでも議論はありましたが、なかなかこの負担割合については進まず、特にプラスチック製容器については分別回収をしている自治体は全国77%ですが、構成市町の中ではばらつきがありました。しかし、マイクロプラスチックの現状の問題の中で、国がさらにプラスチック資源の区分で一括回収要請をする方針が現在出されています。構成市町でも回収が始まると聞いています。まさに日進がお手本になっているといっても過言ではありません。これまでの関係者の皆様の御努力を評価し、賛成といたします。 ○議長(道家富好) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて議案第82号に対する討論を終結します。 これより議案第82号を採決します。 本案に対する市民建設委員長の報告は可決です。 本案は市民建設委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第82号、尾三衛生組合規約の変更については、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第3、議案第86号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)についてを議題とします。 議案は、お手元に配付したとおりです。 議案第86号について、提案説明を求めます。 説明者、最初に、市長。     〔市長 近藤裕貴登壇〕 ◎近藤市長 議長の御指名がございましたので、提案させていただきました議案第86号につきまして、議案の概要を御説明申し上げます。 議案第86号につきましては、地方自治法の規定に基づき、令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)について承認をお願いするもので、愛知県の9月補正予算に対応した予算及び新型コロナウイルス感染拡大防止策として必要な事業を追加計上し、歳入歳出にそれぞれ1億9,088万8,000円を増額いたしまして、予算総額を369億9,688万9,000円にしようとするものでございます。 以上をもちまして説明とさせていただきます。議員の皆様には議会閉会日での追加上程となりましたこと、御理解賜りますようお願いを申し上げます。 なお、詳細説明につきましては、所管部長よりさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(道家富好) 次に、総務部長。 ◎宇佐美総務部長 それでは、議案第86号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)の詳細につきまして、第1表、歳入歳出予算補正に基づき、主なものを申し上げます。 最初に、歳入についてでございます。16款県支出金は1,846万3,000円の増額で、主なものは2項2目衛生費県補助金の高齢者インフルエンザ予防接種補助金事業でございます。続きまして、19款繰入金でございます。1億7,242万5,000円の増額で、これは2項1目の財政調整基金繰入金でございます。 次に、歳出について、款ごとに主な事業を申し上げます。 3款民生費は5,401万7,000円の増額で、2項3目保育所費のトイレ改修工事等を増額するものです。4款衛生費は99万3,000円の増額で、1項2目保健センター運営費で、保健センター新型コロナ対策事業を増額し、3目予防費の予防接種推進事業を財源補正するものでございます。9款消防費は146万1,000円の増額で、1項4目災害対策費の消耗品費を増額するものです。10款教育費は1億3,441万7,000円の増額で、主なものは、2項小学校費及び3項中学校費の2目教育振興費で学習支援ソフト導入委託料を増額するものでございます。 最後に、第2表繰越明許費補正は3款民生費2項児童福祉費の公立保育園維持整備事業を5,401万7,000円設定するものでございます。 以上をもちまして説明とさせていただきます。 ○議長(道家富好) 以上で提案説明を終わります。 これより議案の委員会付託を行います。 議案第86号は予算決算委員会に付託します。 直ちに議場で予算決算委員会を開いていただき、議案の審査をお願いいたします。 ただいまから暫時休憩します。     午前11時42分 休憩-----------------------------------     午後1時30分 再開 ○議長(道家富好) 会議を再開します。 この際、予算決算委員長より審査結果の報告を求めます。 予算決算委員会 青山委員長。     〔予算決算委員会 青山耕三委員長登壇〕 ◆予算決算委員会青山耕三委員長) 議長の御指名がございましたので、予算決算委員会の審査結果を御報告いたします。 議案第86号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)については、説明を省略し、質疑応答が交わされました。その後、1名の方から賛成討論があり、採決を行ったところ、全員賛成であり、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(道家富好) 以上で報告を終わります。 ただいまの予算決算委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、予算決算委員長の報告に対する質疑を終結します。 これより議案第86号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)について、討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて議案第86号に対する討論を終結します。 これより議案第86号を採決します。 本案に対する予算決算委員長の報告は可決です。 本案は予算決算委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、議案第86号、令和2年度日進市一般会計補正予算(第6号)については、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第4、意見書案第1号、定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書を議題とします。 意見書案は、お手元に配付したとおりです。 意見書案について、提案説明を求めます。 説明者、山根みちよ議員。     〔9番 山根みちよ登壇〕 ◆9番(山根みちよ) 愛知県の教員組合から定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書が陳情として出されております。これを日進市議会として、意見書として国に上げようと提案させていただきたいと思いますので、今から提案説明をさせていただきます。 未来を担う子どもたちが夢や希望をもち、健やかに成長していくことは、すべての国民の切なる願いである。しかし、学校現場では子どもたちの健全育成にむけて、日々真摯に教育活動に取り組んでいるものの、いじめや不登校など子どもたちをとりまく教育課題は依然として解決されていない。また、特別な支援や日本語教育を必要とする子どもも多く、一人ひとりに応じた適切な支援を行うための十分な時間が確保できないなどの課題にも直面している。昨年度、文部科学省は、1,920人の定数改善を示した。しかし、少人数学級の推進や教職員定数改善計画は示されておらず、不十分なものであった。現在、小学校では新学習指導要領が全面実施となり、外国語教育については、学習内容や授業時数の増加により、子どもたちや学校現場の負担となっているという声が大きい。子どもたち一人ひとりへの指導の充実のためには、専門的な知識や指導方法を身につけた小学校英語専科教員の全校配置が必要である。また、少人数学級は、地域・保護者からも一人ひとりの子どもにきめ細かな対応ができるという声が多く聞かれる。山積する課題に対応し、すべての子どもたちにゆきとどいた教育を行うためにも少人数学級のさらなる拡充を含めた定数改善計画の早期策定・実施が不可欠である。 また、子どもたちが全国どこに住んでいても、機会均等に一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請である。しかし、三位一体改革により、義務教育費国庫負担制度の国庫負担率は、2分の1から3分の1に引き下げられたままであり、自治体の財政は圧迫されている。教育の機会均等と水準確保のために、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率を2分の1へ復元することは、国が果たさなければならない大きな責任の一つである。 よって貴職においては、来年度の政府予算編成にあたり、定数改善計画の早期策定・実施と、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国庫負担率2分の1への復元にむけて、十分な教育予算を確保されるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございます。 ○議長(道家富好) 以上で提案説明を終わります。 これより意見書案の質疑に入ります。 意見書案第1号について質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて、意見書案第1号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています意見書案第1号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、意見書案第1号については委員会付託を省略することに決しました。 これより意見書案第1号について討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。 大川博議員。 ◆4番(大川博) 反対の立場で討論いたします。 今回、教師であった私が反対する意味をしっかりと考えてもらいたいと思います。理由は3つあります。 1つ目は、この意見書に少人数学級の推進や教職員定数改善計画は示されておらずとあります。しかし、先週、文部科学省から事項要求として30人学級実現に向けて必要経費を2021年度予算に盛り込むことが発表されました。現在の40人学級制から一気に30人学級制に踏み込んだわけです。これは教育界にとって衝撃的な出来事です。国を挙げて驚異的な改革をしようと動き出したわけです。ですから、もうこの件について意見書を出す必要が全くなくなってしまったのです。 2つ目は、この意見書において、小学校英語専科教員の全校配置を要求しています。しかし、教科担任制への動きは既に始まっています。教科担任制は教師時代からその必要性を訴え、昨年議員になったときから私自身も要求してきました。そのまさに昨年12月、文部科学省は教科担任制を2022年をめどに導入すると発表したのです。これもすごいことです。さらに今年8月には高学年から教科担任制を導入するという具体的な方針まで出されたのです。ですから、この件に関しても国に革新的な計画がある以上、意見書を出す必要が全くなくなってしまったのです。 3つ目は、これが一番の反対理由ですが、この意見書の中に絶対取り入れなくてはならない養護教諭の複数配置について全く触れられていないからです。コロナ禍にあって一番負担が増加しているのは養護教諭です。そのことに関する文面が一言もないことに激しい憤りさえ感じています。現在の養護教諭は今までの保健の先生としての仕事に加え、ここ数年、不登校児童・生徒の増加、アレルギー疾患の児童・生徒の増加、学習障害、注意欠陥多動性障害、広汎性発達障害などの児童の増加、温暖化により熱中症になる児童・生徒の増加、難しい要求をしてくる保護者の増加などにより、その対応で大変な状況になってきています。その上に今年に入ってコロナ感染症への対応が加わったのです。こうした過酷な状況の中で懸命に働いている養護教諭の複数配置こそ一番に訴えなくてはならないはずです。その記述がないことを教師のOBとして大変残念であり、悲しみさえ感じています。 以上3点のことから、この意見書には反対いたします。 ○議長(道家富好) 次に、賛成論の発言を許します。 ごとうみき議員。 ◆7番(ごとうみき) 賛成の立場で討論いたします。 この意見書にありますように、今こそ少人数学級を国の責任において実施すべきです。先ほど御紹介もありましたけど、国も一定少人数に踏み出す方向を今示しています。しかし、現場からはさらなる20人程度の授業の保障がないとコロナの感染症の基準の密を避けられないというふうな、そういう懸念の声も同時にあることも私は聞いています。なので、国の少人数学級が今示されている少人数学級で満足するのかどうなのかということは、本当にこれからの課題だと思います。この意見書の文案にもあります山積する課題に対応し、全ての子どもたちに行き届いた教育を行うためにもということは、ここには一定人数を決めずに本当に現場ごとにどういう学級編成がいいのかということも踏まえてしっかりと予算を確保してほしいという思いが私には感じられ、コロナ禍の今こそ拡充していくという方向をしっかりと示される上で大事だと思います。 また、先日の総務文教委員会で養護教諭の複数配置を求める意見もありましたが、これはごもっとものことだと思います。国に対してこの意見書にあります十分な教育予算を確保するよう求めること。そして、まだ国が養護教諭の複数配置を制度としては持っていないまでもして、日進市独自でも配置できるよう求めていくことが私は必要だと思います。 よって、この意見書の趣旨には賛同いたします。 ○議長(道家富好) ほかに討論はありませんか。 大橋ゆうすけ議員。 ◆16番(大橋ゆうすけ) 意見書案第1号について、賛成の立場で討論いたします。以前と重複する部分もございますが、改めて申し上げます。 日進市の現状としては、以前の一般質問の答弁からも、少人数学級よりも学習指導補助、介助補助、養護教諭、ALT等が学校現場より多く求められているということが明確になっております。 また、本年8月31日に提出されました教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告というものには、特別な支援を必要とする児童・生徒に対して補助教員の配置が追いついていない状況、また、特別な支援を必要とする児童・生徒の増加は、日進市の児童・生徒数の増加以上に著しく、十分な対応ができているのかどうかということが危惧される、こういう報告がされております。 私自身もこれまでにも1クラスの生徒数の問題以上にこうした子どもたちの個性や特性というのを十分に理解して対応できる人材の育成と配置、これを推進していくことがこうした意見書に書かれている内容以上に優先的にやっていくべきことであるというふうに申し上げてまいりました。日進市議会から提出する意見書でありますので、本来であればこうした日進市の実態というのも反映されていることが望ましいのかなというふうには考えておりますが、愛知地区教職員組合からもともと出されている陳情、そしてこの意見書の内容につきましても大変重要な内容だというふうに思っておりますので、本意見書について賛成をいたします。 ○議長(道家富好) ほかに討論はありませんか。(なし) ほかに討論なきものと認め、これにて意見書案第1号に対する討論を終結します。 これより意見書案第1号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、意見書案第1号、定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第5、意見書案第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を議題とします。 意見書案は、お手元に配付したとおりです。 意見書案について、提案説明を求めます。 説明者、武田治敏議員。     〔5番 武田治敏登壇〕 ◆5番(武田治敏) 議長の御指名がありましたので、意見書案第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、意見書の朗読をもって提案説明とさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。 1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。 2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。 3 令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。 4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。 5 とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上で提案説明とします。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(道家富好) 以上で提案説明を終わります。 これより意見書案の質疑に入ります。 意見書案第2号について質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて意見書案第2号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています意見書案第2号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、意見書案第2号については委員会付託を省略することに決しました。 これより意見書案第2号について討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて意見書案第2号に対する討論を終結します。 これより意見書案第2号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、意見書案第2号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第6、意見書案第3号、地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書を議題とします。 意見書案は、お手元に配付したとおりです。 意見書案について、提案説明を求めます。 説明者、渡邊明子議員。     〔13番 渡邊明子登壇〕 ◆13番(渡邊明子) 意見書案第3号、地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書の提案説明をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、これまで取り組んできたデジタル化の推進について様々な課題が浮き彫りになってまいりました。こうした事態を受け、7月17日に閣議決定された「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」において、我が国をデジタル技術により強靱化させ、我が国経済を再起動するとの考えの下、「国民の利便性を向上させる、デジタル化」「効率化の追求を目指した、デジタル化」「データの資源化と最大活用に繋がる、デジタル化」「安心・安全の追求を前提とした、デジタル化」「人にやさしい、デジタル化」実現のため、本格的・抜本的な社会全体のデジタル化を進めるとの姿勢が示されました。 また、今般発足した新政府が準備を進めているデジタル庁の設置や「IT基本法」の修正案が提出され、社会全体で徹底したデジタル化が進むことで、東京一極集中による人口の過度の偏在の緩和や、これによる大規模な自然災害や感染症等のリスクの低減も期待されているところです。国の果たすべき役割について大きな期待が寄せられております。 国においてデジタル化の推進を図るとともに、地方自治体においてもデジタル化の着実な推進が図られるよう、以下要望したいと思います。 1 法令やガイドライン等により書面や対面・押印が義務付けられているものについて、可能な限り簡易にオンラインで実現できる仕組みを構築すること。特にマイナンバーカードの更新手続について、オンライン申請を実現すること。 2 情報システムの標準化・共通化、クラウド活用を促進すること。また、法定受託事務についても、業務プロセスの標準化を図り、自治体がクラウドサービスを利用できる仕組みを検討すること。 3 令和3年度から4年度に全国の自治体で更新が予定されている自治体情報セキュリティクラウドについて導入時と同様の財政措置を講ずること。 4 今後の制度改正に伴うシステム改修を行う際には、地方の事務処理の実態を正確に把握するとともに、地方公共団体の負担とならないよう十分な人的支援及び財政措置を講じること。 以上の4点を国に求める意見書を提出したいと思いますので、どうか御賛同をよろしくお願いいたします。 以上で提案説明とさせていただきます。 ○議長(道家富好) 以上で提案説明を終わります。 これより意見書案の質疑に入ります。 意見書案第3号について質疑を許します。質疑はありませんか。 舟橋よしえ議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 1点のみ質疑させていただきます。 デジタル化を進める上でマイナンバーカードは重要な役割を果たすことは明らかであると考えます。しかし、その取得率は、日進市では約15%、国全体では2割程度と聞いております。個人情報の漏洩とセキュリティーの面において不安を持ち続けている市民も多い中で、我が議会からデジタル化の推進を求める意見書を提出することが、そういうマイナンバーカード取得に積極的になれない市民の思いを置き去りにしてしまうのではないか、このように危惧をいたします。この点については提出者としてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(道家富好) 渡邊議員。 ◆13番(渡邊明子) 質問ありがとうございます。 マイナンバーカードの取得状況なんですけれども、私自身も市民の御相談でこの9月に申請をいたしましたが、窓口が3個用意されておりまして、非常にごった返しておりました。マイナンバーカードは特別定額給付金のオンライン申請で急増し、マイナポイントの予約、取得でさらに伸びているものと考えます。先ほどおっしゃられた数字、今現在の数字は私も調べましたが、現在はちょっと分からないんですけれども、もう少し取得率は上がっているものと考えます。セキュリティー上の問題や情報漏洩はあってはいけないことと思います。犯罪者との知恵比べに常に勝ち続けるための不断の努力をし続ける以外にはないのではないかと私は考えます。 もう一つは、誰もが情報通信技術、ICTを活用できる環境を創出するデジタルミニマム社会を実現することが世界から遅れを取る日本のデジタル化を進めていく上で重要と考えております。高齢者や障害者、社会と距離を置くひきこもりがちの人、過疎地に住んでいる人など、社会貢献したくてもできにくい環境にある人の社会参加や行政サービスをより受けやすくするためにデジタルミニマムの理念があります。難しい技術も単純な操作で使えるようにしていく、弱い立場の人に徹して合わせていく、難しいデジタル用語を羅列するのではなく、分かりやすい言葉を使って理解してもらう、マイナンバーカード取得に積極的になれない市民の思いを置き去りにするのではなく、その市民の思いに寄り添い、不安を取り除いていくことが大切ではないでしょうか。 コロナ禍にあって現在多くの市民が苦境に立たされております。特に人との接触が減り、地域で人が孤立しかねない状況にあります。昨夜も料金が払えないために携帯が止められる、電気がストップしてしまうという市民の悲痛な叫びで夜中に飛んでいきました。経済を立て直ししなければなりません。一人一人とのつながり、絆を結ぶ手だてとしてデジタルが大きな役割を果たします。また、近年多発している自然災害から市民の命、健康、生活を守るためにも、世界から遅れを取っているデジタル化を国を挙げて推進していこうとしております。このときだからこそ同時に地方の声を市議会として届けるべきと考えます。市民の皆様のためにもどうかこの意見書に賛同していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(道家富好) ほかに質疑はありませんか。(なし) ほかに質疑なきものと認め、これにて意見書案第3号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています意見書案第3号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、意見書案第3号については委員会付託を省略することに決しました。 これより意見書案第3号について討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。 山根みちよ議員。 ◆9番(山根みちよ) 反対の立場から討論いたします。 政府が進めるデジタル庁創設構想について、何を意図して何をしようとしているのか、現時点でははっきりしません。さらに、各自治体がデジタル化に対して現在あまり対応できていない。だからこそこの意見書が必要だということかもしれませんが、一体何が必要でどのような工程で推進を図り、本当にどのようなメリットがあるのか明確に示されていないと私は思います。 また、マイナンバーの取得率を見ても、国民も全幅の信頼を寄せていない。住基ネットの失敗例もあります。セキュリティーへのハードルはいまだに高いです。デジタル化に反対するわけではありませんが、日進市として具体的にどうすればデジタル化の着実な推進が図られるのか、デジタル庁ができ、大臣からしっかり説明があってからでも決して遅くないと考え、現時点での提出には反対するものです。 ○議長(道家富好) ほかに討論はありませんか。 舟橋よしえ議員。 ◆2番(舟橋よしえ) 意見書案第3号について、会派未来ネットを代表して反対の立場で発言をいたします。 本意見書案は、国に対し地方自治体のデジタル化を推進する後押しをしてほしい、そのための様々な仕組みの構築、システム等の標準化、財政措置並びに人的支援を求めるものと理解をいたしました。 本市のITシステム、情報システムの現状を見ますと、ICT技術を有する一部の企業が多額の業務を受託しているという現状があります。デジタル化をさらに進めることにより、一部の民間企業を一層潤すことになるのではないか、その点が心配です。しかも、それには税金が使われることを考えるとなおさらです。また、デジタルが苦手なデジタル弱者の方々はアナログの方がいいという方もいらっしゃるでしょう。セキュリティーの不安が消えない限り、マイナンバーカードは取得しないという方も実際におられます。意見書の中には人に優しいデジタル化、そして、安心・安全の追及を前提としたデジタル化という文言もありますけれども、その中身が十分に明らかになっていません。 以上のことから、今、本意見書案を国に提出することに賛同することは難しいと考え、反対をいたします。 以上です。 ○議長(道家富好) ほかに討論はありませんか。 坂林たくみ議員。 ◆8番(坂林たくみ) 意見書案に反対の立場で討論いたします。 今政府は行政手続を原則オンライン化し、紙からデジタルへと移行させる方針で動いております。意見書案の中にあります利便性の向上というのがありますが、利便性というのならデジタルも紙も両方使えるようにすることではないでしょうか。自治体は国の方針によってどういうことを迫られているのでしょうか。 1つは紙からデジタルへという方針、この移行を努力義務とされています。この努力義務とされている下で何が起きているでしょうか。住民票のコンビニ交付を開始したとして、住民票などを発行する出張所を全廃した自治体があります。利便性の後退がこの国の方針に基づいて実際に起きているということです。 また、意見書案の中に情報システムを共有化、標準化、クラウド活用促進ということがありますが、総務省はどのような方針を自治体に示しているでしょうか。システムのカスタマイズ抑制等に関する基本方針という通知をしています。これは自治体独自の制度に仕様変更することを抑制しているわけです。この下で何が起きているでしょうか。クラウドを採用したある自治体で議員が福祉制度の変更を提案したのに対し、首長がクラウドを国の指導で導入したため仕様変更はできないと答弁するということが起きています。 デジタル化の推進を求めるこの意見書を出すことにより、かえって市民の利便性が損なわれたり、自治体の独自性、地方自治の発揮が妨げられたりする結果をもたらす懸念があるので反対といたします。 以上です。 ○議長(道家富好) ほかに討論はありませんか。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて意見書案第3号に対する討論を終結します。 これより意見書案第3号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 起立多数です。よって、意見書案第3号、地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(道家富好) 日程第7、意見書案第4号、防災・減災・国土強靭化対策の継続・拡充を求める意見書を議題とします。 意見書案は、お手元に配付したとおりです。 意見書案について、提案説明を求めます。 説明者、渡邊明子議員。     〔13番 渡邊明子登壇〕 ◆13番(渡邊明子) 意見書案第4号、防災・減災・国土強靭化対策の継続・拡充を求める意見書の提案説明をさせていただきます。 現在、世界は異常な気候変動の影響を受け各国各地でその甚大な被害を被っております。我が国でも、豪雨、河川の氾濫、土砂崩落、地震、高潮、暴風・波浪、豪雪など、自然災害の頻発化・激甚化にさらされています。このような甚大な自然災害に事前から備え、国民の生命・財産を守る防災・減災、国土強靱化は、一層その重要性を増しており、喫緊の課題となっております。 こうした状況を受け、国においては、重要インフラの緊急点検や過去の災害から得られた知見を踏まえ、国土強靱化を加速化・進化させていくことを目的に、「国土強靱化基本計画」を改訂するとともに、重点化すべきプログラム等を推進するための「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を策定し、集中的に取り組んでいますが、その期限が令和3年3月末までとなっている。 現状では、過去の最大を超える豪雨による河川の氾濫・堤防の決壊、山間部の土砂災害等により多くの尊い命が奪われるなど、犠牲者は後を絶たない状況であります。今後起こりうる大規模自然災害の被害を最小限に抑え、迅速な復旧復興へとつながるよう「防災・減災、国土強靱化」はより一層、十分な予算の安定的かつ継続的に確保が必須となっております。 よって、以下の要望をしたいと思います。 1 令和2年度末期限の「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の更なる延長と拡充を行うこと。 2 地方自治体が国土強靱化地域計画に基づき実施する対策に必要な予算の総額確保を図ること。 3 災害復旧・災害関連予算の確保や補助対象の拡大を図るとともに、国土強靱化のための財源を安定的に確保するための措置を講ずること。また、その配分に当たっては、社会資本整備の遅れている地方に十分配慮すること。 以上3点、国に求める意見書を上げることを提案したいと思います。よろしく御賛同をお願いいたします。 ○議長(道家富好) 以上で提案説明を終わります。 これより意見書案の質疑に入ります。 意見書案第4号について質疑を許します。質疑はありませんか。(なし) 質疑なきものと認め、これにて意見書案第4号に対する質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっています意見書案第4号について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、意見書案第4号については委員会付託を省略することに決しました。 これより意見書案第4号について討論に入ります。 最初に、反対論の発言を許します。(なし) 次に、賛成論の発言を許します。(なし) 討論なきものと認め、これにて意見書案第4号に対する討論を終結します。 これより意見書案第4号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 起立全員です。よって、意見書案第4号、防災・減災・国土強靱化対策の継続拡充を求める意見書は、原案のとおり可決されました。 この際、お諮りします。本定例会において議決されました事項については、会議規則第43条の規定により、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は、議長に委任することに決しました。 以上で本定例会に付議された案件の審議は全部終了しました。 これにて令和2年第3回日進市議会定例会を閉会します。     午後2時15分 閉議-----------------------------------        閉会式     午後2時16分 開式 ◎近藤議会事務局長 ただいまから令和2年第3回日進市議会定例会の閉会式を行いますので、御起立願います。 最初に、議長から挨拶があります。     〔議長 道家富好登壇〕 ○議長(道家富好) 令和2年第3回定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様におかれましては、去る8月31日以来本日まで、慎重な御審議、御審査を賜りました。そして、本日ここに閉会できますことは、議員の皆様の議会運営に対する御協力の賜物と心より感謝を申し上げます。 市長を始め、執行部の皆様におかれましては、丁寧な説明、答弁に努めていただき、感謝申し上げます。また、審査の過程におきまして、各議員からございました発言、提案、意見などにつきましては、今後の市政執行に十分反映され、市民のため今後とも全力で取り組んでいただきたいと思います。 さて、秋分の日も過ぎ、朝夕の肌寒さも感じられるようになりました。皆様におかれましては、コロナ禍の中、健康には十分注意していただき、御活躍をいただきますようお願いを申し上げまして、私の挨拶といたします。 ありがとうございました。 ◎近藤議会事務局長 次に、市長から挨拶があります。     〔市長 近藤裕貴登壇〕 ◎近藤市長 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会に提案をさせていただきました各議案につきましては、慎重なる御審議の上、いずれの議案も御議決、御賛同賜り、厚く御礼を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症につきましては、愛知県において警戒レベルが厳重警戒から警戒領域に移行し、移動の自粛が緩和されるなど、全国的にも人の移動や集まりについての制限が緩和されつつあります。 本市におきましても感染防止対策をしっかりと講じた上で、これまで中止しておりました公共施設のサービスを10月から一部を除き再開をいたします。これからも本市では市民の皆様の生命と健康を守るため、しっかりと感染防止対策に取り組みつつ、状況を踏まえながら社会経済活動との両立を図ってまいりたいと考えております。 市民の皆様におかれましても、引き続き3密の回避など、新しい生活様式の実践などに取り組んでいただきたいと思います。 最後になりますが、季節の変わり目でございますので、議員の皆様におかれましては体調管理に十分御留意いただき、さらなる御活躍を御祈念申し上げまして閉会の挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。 ◎近藤議会事務局長 これをもちまして、閉会式を終わります。     午後2時20分 閉式 会議の経過を記載して、その相違ないことを証すためここに署名する。  議長     道家富好  署名議員   萩野 勝  署名議員   永野雅則...